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この本が面白い

 2000.9〜12  2001.1〜4


 2001. 9.20

 本楽をいつもごらんいただきましてありがとうございます。
 9/1「オンライン本楽」がオープンしました。ここ一月半ぐらいずっと「オンライン本楽」に掛かり切りになってしまい「本楽」の方の更新がずっと滞っていてすみません。掲載が遅くなってしまいすみません。
 本楽はページミルと言うソフトでMacで作っています。掲示板やチャットなども作りたいと思っているのですが、OSの違いもあってかなかなか上手くいきません。「オンライン本楽」をはじめて痛感しているのですが、データはやはりデータベースで処理をしておかないと後々たいへんだと言うことです。ウインドウズマシンを手に入れて、切り替えて行こうと思います。ウインドウズに切り替え、掲示板やチャット等、皆さんが楽しめるホームページを作って行きたいと思います。もうしばらくお待ちください。                     本楽
今日読み始めたのは『うちのにゃんこは世界一』
という本で日本中の87人の猫バカたちが愛猫の
猫かわいがりぶりを披露しています。
その中の1つに4年家出していた飼い猫が戻って来た
という話があり、もしかしたらうちのいなくなった猫達も
何時の日かひょこりと戻って来てくれたらなあとか
期待を持って読んでしまいました。
素人が書いているのですが文章が結構いいのです。
ほほえましい猫の話です。

あとは山と渓谷社が出した、『自然との対話』という
本です。これは一流の登山家とか自然愛好家
達のトークコレクションで以前山と渓谷に載った記事
を編集したものです。
白神山地を守った写真屋さんの話も出ていました。

相変わらず本は小説でなくこういったものばかり
読んでいるのですが、今回は1冊小説も平行して
読んでいます。700ページ以上もある長編の
ペーパーバックで『Lucy Sullivan Is Getting Married』
という本です。結構面白くてどんどん読みたくなります。
といってもまだ200ページを越えたところでまだ
読みでがあります。

後今日はという極道の妻から一念発起して一発で
司法試験にパスした大平光代さんのかいたベストセラー
『だからあなたも行きぬいて』の英語版がでたので
買ってきました。
以上。                      N.H.さん

好きな作家は原田宗典さんです。エッセイも面白いけど『平成トム・ソーヤ』や『スメル男』なんかもすごく面白いです。 お勧めです
 先日、図書館で借りてきた本のうち6冊読み終えました。
私の借りている図書館では、一度に最高10冊まで期限は3週間で
貸し出しています。
 私の本を借りる基準は@お気に入りの作家のまだ読んでいない本。
A最近の話題の本。Bア〜から順にタイトルが面白そうなのを……
という感じです。なので当たりハズレも多いです。
読まないまま期限が来てしまって、返す本もあったりして。
いいんです、本をつんどくのも好きなの。
では、後4冊気合入れて読むぞーー
あ、ちなみに今回借りてきた本で面白かったのは、北川歩実さんの
『僕を殺した女』です。ミステリーなのですがラストが以外でした。
 小野不由美さんの『死鬼』を読みました。
ジャンルはホラーで、とっても怖くて少し哀しいとても印象に残る本でした。
しかし、読むのに少してこづりました。登場人物が多いので、一気に読まない
と誰が誰だが分からなくなって、ページを戻さないといけないし、
本がめちゃ分厚いので(ちなみに上下あります)手がとっても疲れました。                            りん

「町で一番の美女」 チャ−ルズ・ブコウスキ− 新潮社 定価2600円
最近はブコウスキ−ブ−ム(?)とかで、早速、読んでみました。
しかし、なんと感想を言ったらいいのか・・・・
ひどいアル中のじいさんが女の事ばかり考えていて、その周辺にも変な人ばかり・・・というような短編集です。マッチョなのか女々しいのか、芸術的なのか、ただ下品なのかよくわからないところが、この人の魅力かもしれません。自己嫌悪に落ち込みやすい人にはお勧めかも!?

「黒い犬」 イアン・マキュ−アン 早川書房
神秘主義と合理主義は和解するのか?というテ−マを老夫婦の人生を振り返ることで探求しています。答えは結局、どこにもないのでしょうが、黒い犬というメタファ−が不気味で、果たして未来はどこにあるのだろうか、とか、考えさせられちゃいます。 しかし、マキュ−アン独特の冷徹でユ−モアのある文章が、その深い嫌なテ−マを救っています。楽しめる小説です。                 よしまる


 2001. 8.15

 9月から本楽で「オンライン本楽」を始めることになりました。本楽で古本が買えるようになります。本楽で紹介した本やお薦めの本なども扱っていこうと思っています。当面はネット販売の特性も考えながら、できるだけ面白い本を紹介し、販売できたら、と考えています。「オンライン本楽」開設に伴いアドレスも変更になる予定です。ただ今、焦っていろいろと準備中です。もちろん、本楽は今まで通りに続けていきます。9月で本楽を始めて丸1年、今後ともよろしくお願いいたします。
                              本楽
三島由紀夫を読んだ。
若い頃は殆ど生理的にきらっていたのだが、
今は心理的に距離を置いて読めるのか、
やっぱり、うまい! 素直に感激です。

 『ラディゲの死』 新潮文庫 400円
短編作品集。
ラディゲとは、いかにも三島らしいですが
軽妙なタッチの掌編で構成されています。
 『宴のあと』   新潮文庫 400円
1960年の都知事選から取材。
プライバシー侵害で裁判沙汰になったが、
文学作品として自立できていると思った。
老年にさしかかった男女の確執に、妙な
リアリティがあって、こわい。
いわゆる「三島らしさ」が極めて少ない。
安定期のものとされる。哀しい。
 『仮面の告白』 新潮文庫 360円
定番ですね。うまいなあ、と思いました。
言葉の選び方、構成ともに破綻のなさすぎる
のがウラミ?
ラストシーンで主人公の青年がもらす、
「きかないで。」の悲痛な一言が、風に翻った
カーテンのような印象。瞬間の素顔を感じさせる。

                            有田さん


 2001. 7.15

 いつも本楽をごらんいただきまして、ありがとうございます。また更新が遅くなりました、すみません。今回、「この幻想文学が面白い」のリストを追加しました、幻想文学もかなり面白い本が沢山ありそうです。参考にして下さい。それとお詫びなのですが、各ページに付いているメール送信で、送信できないページがあり、せっかく送信していただいたのにメールが届いていない場合があることが判明しました。チェックして直していますが、しばらくの間、メールで送っていただければと思います。御迷惑をお掛けします。また、送ったのに届いていない人もいるかもしれませんが、よろしければ、メールでお送りください。よろしくお願いします。アドレスはqwk04131@aol.comです。
                              本楽

「無知」 ミラン・クンデラ著 集英社
亡命作家が描く、故郷に帰る亡命者達の物語。
故郷へ対する失望、亡命ということ、そして、恋愛が
もの悲しいト−ンで描かれています。
クンデラはもう72歳。
老いてますますマッチョな愛の哲学者です。

「アムステルダム」 イアン・マキュ−アン 新潮社
暗く、寂しげなイギリス。破壊されていく牧歌的世界。
そして、年老い、奪われていく、命。
しかし、その重苦しいテ−マのわりに
不思議なことに、楽しく読める一冊でした。

「思春期病棟の少女たち」 スザンナ・ケイセン 草思社
『十七歳のカルテ』というウィノラ・ライダ−主演の映画の原作でもあります。
精神病院の思春期病棟を舞台にした、作者の実体験をもとに描かれた作品です。
精神を病むと言うことは、どういうことか。癒されるとはどういうことか。
思春期とはどんな時期なのか。深く考えさせられます。
映画の方もお勧めです。

                            よしまる


  『リンゴ畑のマーティン・ピピン』【ファージョン作品集4】
著 者:エリナー・ファージョン(石井桃子訳)
価 格:2,700円
岩波書店

作家の父親を持つE・ファージョンは、40歳のときこの作品で
作家としての位置を確立しました。彼女を取り巻く環境から
推すと、ずいぶん遅れた始まりのように思えますが、やや
特殊な家庭環境に育ったファージョンにとっては、大人になる
ために多くの時間が必要だったようです。
このお話は、陽気なリュート弾きマーティン・ピピンが語る六つの
恋物語で構成されています。彼の話をきくうちに、リンゴ畑の
見張り役をつとめる男嫌いの6人の娘たちの心は次第に
やわらぎそして・・・娘たちは、リンゴ畑で何の見張りをしていた
のでしょう。
愉快な物語のはずなのですが、全体に流れる基調には哀感が
漂うように感じられます。
風景や海、貝がらの模様などを語る言葉がたいへん美しく、
難解でさえあります。
当初ファージョンは児童書としてこの本を書いたのではありません
でした。
彼女は10歳年下の妻子ある男性に、密かに思いを寄せていて
のですが、その紳士に宛てて書かれたもののようです。
こう考えると、この本に一貫して流れる色調が理解できるような
気もします。

  『ムギと王さま − 本の小べや1』
  『天国を出て行く − 本の小べや2』
著 者:E・ファージョン(石井桃子訳)
価 格:720円
岩波少年文庫
(岩波から【ファージョン作品集3】としても出ています)

晩年のファージョンの手による自選作品集です。
とろけそうにかわいいお話から寓話的なもの、諷刺が効いたもの
と、豊かなバリエーションを気楽に楽しめます。

                            有田さん


 2001. 6.15

 いつも本楽をごらんいただきまして、ありがとうございます。更新が遅くなりすみません。今回、「この海外ミステリーが面白い」のリストを追加しました。次回は「この幻想文学が面白い」でいこうと思っています。面白い幻想文学がありましたら、ぜひ教えてください。
                              本楽

 魚柄仁之助の『食べちゃる!!』(世界文化社)を読んだ。朝日新聞夕刊に連載されている料理指南書。堀切知佳の味のあるイラストが実にいい。安くておいしい料理を作りたい人にお勧めの一冊。  H・Y
 三浦健太郎『ベルセルク21』(白泉社)が出た。この漫画は本当にすごい。次回が待ち遠しくて、ヤングアニマル(隔週)を立読しています。面白い漫画は無いかと探しているひとがいたら絶対お勧めの漫画です。                          T・H
 2001. 5.15

 本楽をごらんいただきまして、ありがとうございます。今回、「この
ホラー小説が面白い」のリストを追加しました。更新が遅くなりすみま
せん。がんばって本楽を充実させていきたいと思っています。面白い本
がありましたら、ぜひ教えてください。
                              本楽

『草原の祝祭』 
 著者:町田純  発行:未知谷  定価:2000円

『ヤンとカワカマス』に続く町田純さんのヤンシリーズ
第2弾です。
時はロシア革命直後。
混乱のさめやらぬ人間世界からそっと身をひく猫の
ヤンは、現在でもなく未来でもない「永遠」の一刻を
求めています。
ふとしたことからクリスマスにモミの樹を飾ることを
思い立ち、猫である彼は苦労に苦労を重ねて
草原の地平を背景に一本のモミの若木に星や月の
飾り付けをほどこします。
それは、クリスマスツリーに見入る動物たちに
とって、永遠に値するひとときでした。

『ヤンとシメの物語』
 著者:町田純  発行:未知谷  定価:2000円

ヤンシリーズ第3弾。童話風散文詩。
町田純さんの文章はとにかくきれいです。
けっこう理屈っぽいし、ゆとりのあるユーモアに
くすくす笑いもできるし、手ごたえがあります。
シメ君は渡りの習性を持つアトリ科の鳥です。
この習性には何やらイワクがあるようです。
ヤンとシメ君は無神論者ですが、内心では神を
求めているようにも伺えます。
シメ君は自らの習性と向かい合うために旅立ち、
一人(一匹?)残されたヤンは、哀しみのうちに
ありますが、たまたま出会った子猫に神様は居ると
偽って勇気づけます。
時間のあるときに、のんびり読むのがお薦めの
逸品です。
                           有田さん 


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